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クラミジアを放置することで起きる男性の病気

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性器クラミジア感染症は、国内に100万人以上の感染患者がいると推測されている性交感染症とされ、特に発症時の自覚症状の少ない女性の方が重症化する感染患者が多いですが、男性も自覚症状の無い感染患者も存在し放置する事で閉塞性無精子症や精管炎などの病気を併発し不妊症を発症するリスクが高くなります。
性器クラミジア感染症は、感染患者の精液や膣分泌液などに健常者の粘膜が直接接触する事で感染してしまう感染経路が大部分を占め、男性の場合は感染後7日間~14日間程度の潜伏期間を経て排尿時の痛みや透明色の膿が出るなどの自覚症状を発症します。

男性の性器クラミジア感染症は、女性に比べて自覚症状を発症する感染患者が多く、比較的軽症時に適切な治療を受けて完治する感染患者がほとんどですが、放置すると性器クラミジア感染症の菌が尿道から前立腺を経て精管まで感染患部を拡大すると精管炎を発症したり、更に病原菌が精巣上体まで感染患部を拡大すると閉塞性無精子症を発症するリスクが非常に高くなります。
精管炎は、精巣上体と尿度を繋ぐ長さ約40cm、直径約3mm程度の細い管にクラミジア菌が繁殖する事で炎症が引き起こされ、発熱や吐き気に加え下腹部の放散痛などの症状が発症し、慢性精管炎に比べて急性精管炎の方が下腹部の放散痛が顕著に発症します。

精管炎は、発症すると精管に付随する精巣や精巣上体、精囊、前立腺などの生殖器官にも炎症を発症させる事が多く、早期治療が必要です。
治療は、急性時には病原菌に対する抗生物質と痛みに対する鎮痛剤を投与する薬物療法が行われますが、慢性時には手術が行われるケースもあります。

性器クラミジア感染症による閉塞性無精子症は、精巣輸出管から精巣上体管や精管、射精管を経て尿道に至る何れかの部分で閉塞が発症し、精子の移動が妨げられる事により精液中に精子が存在しない病気であり、精巣輸出管と輸精管の間に存在する精巣上体部での発症リスクが最も高くなっています。
性器クラミジア感染症による閉塞性無精子症は、感染による癒着により閉塞が引き起こされていますが、性器クラミジア感染症の完治後は閉塞性無精子症でも通常通り射精が可能なので発症に気付かない感染患者も多く、妊娠しない事で気付くケースが多くあります。

治療は、閉塞部分を取り除く精路再建術などの手術が行われ、妊娠を目的とする精巣内精子回収法や精巣上体精子回収法なども行われます。
性器クラミジア感染症は、男性よりも女性の方が重症化するリスクが高いので、特に女性は感染の有無にかかわらず定期的な検査が必要です。

クラミジアを放置することで起きる女性の病気

性器クラミジアは、明確な自覚症状が発症する男性でも不妊症となる感染患者も多くいますが、女性は全体の8割の感染患者に自覚症状が全く無いので発症に気付かず適切な治療が遅れ、重篤な病気を併発する事で不妊症となる感染患者が多くいます。
女性は、性行為により膣や子宮頚部に性器クラミジア感染症の病原菌が繁殖しますが、自覚症状が無いので子宮や卵管を経て卵巣に至り子宮頸管炎や子宮内膜炎、卵管炎、卵巣炎などの子宮付属器炎を発症するだけで無く、卵管から炎症が拡大する骨盤腹膜炎や骨盤から更に肝臓周辺まで感染部位が拡大した肝周囲炎など命にかかわる病気を併発するケースもあります。

子宮頸管炎は、膣で繁殖したクラミジア菌が上行感染して頸管粘膜に炎症を引き起こす事で感染から2週間前後で発症するとされ、急性と慢性共に発症初期にはおりもの量の増加や色の変化などの自覚症状があるのでこの時点で適切な治療を受ける必要がありますが、多くの感染患者は炎症が拡大し発熱や下腹部の痛み、腰痛などの自覚症状で発症に気付くケースがほとんどです。
卵管炎は、子宮内膜炎や子宮頸管炎の炎症が卵管まで拡大する事で発症しますが、自覚症状が無い感染患者も多く炎症により卵管が癒着する卵管狭窄を発症し、子宮外妊娠や不妊症を発症するリスクが高くなります。

骨盤内膜炎は、子宮付属器などを覆う腹膜にクラミジア菌やウイルスが感染する事で発症し、膿を連想させる黄色から緑色のおりものが排泄されると共に発熱や嘔吐、便秘、下痢などの自覚症状に加え、広範囲の炎症による腹部の張りや下腹部の激痛などの症状が現れます。
骨盤内膜炎は、腹膜に発症する炎症ですが、骨盤内膜炎が重症化すると卵管と腹膜が炎症により癒着してしまう症例も多く癒着により卵管に狭窄や閉塞を引き起こし、女性不妊症の発症リスクを高めてしまいます。
女性の性器クラミジア感染症は、放置する事で不妊症のリスクを高めてしまうだけで無く、生命の危険も高めてしまうので定期的な検査の受診が望ましいとされています。

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