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クラミジアの薬にはミノマイシンもある

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クラミジア感染症の治療薬には、テトラサイクリン系の抗生物質ミノサイクリン塩酸塩を主成分とするミノマイシンと安価なジェネリック医薬品であるディバインも用いられています。
ミノマイシンとディバインは、テトラサイクリン系の抗生物質の中でも病原菌クラミジア・トラコマチス菌体内への移行性が高く医薬効果も長いので高濃度で作用する事から抗菌効果が数倍と非常に強く、耐性菌の種類も比較的少ないので幅広い菌の感染症の治療にも用いられ、皮膚科ではニキビの治療薬としても用いられています。

主成分のミノサイクリン塩酸塩は、病原菌クラミジア・トラコマチス菌のタンパク質合成の初期段階でタンパク合成開始複合体リボゾームと結合する事でタンパク質の合成を阻害する静菌効果を発揮し、病原菌の成長及び増殖を抑制して症状を改善します。
ミノサイクリン塩酸塩は、30Sと50Sのサブユニットから構成されている病原菌の70Sリボゾームの30Sサブユニットに選択的に医薬効果を示すので、40Sと60Sの構成されている80Sリボゾームを有する人間の細胞には理論上作用しない安全性の高い治療薬とされています。

ミノマイシンの副作用

クラミジア感染症の治療では、ミノマイシンとディバインをミノサイクリン塩酸塩力価で1日100~200mgを1~2回に分けて2週間程度継続服用しますが、病原菌クラミジア・トラコマチス菌以外に腸内細菌にも静菌効果を発揮してしまい腸内細菌のバランスが崩れ胃部の不快感や食欲不振、下痢、便秘などの副作用を発症する事もあり、体質によっては蕁麻疹や発疹、頭痛、めまいなどの副作用を発症するケースもあります。
高齢者は、服用期間が長いほど副作用を発症しやすく、特に爪や皮膚組織に色素の沈着が見られる副作用を発症する事もあります。
また、ミノマイシンとディバインは、主に肝臓で代謝され、一部の医薬成分が腎臓から排泄されるので肝臓や腎臓に持病を持つ患者への投与は専門医の指示と細心の注意となります。

ミノマイシンはニキビの治療に使われることもある

ニキビは、角栓が毛穴を塞ぐ事で外の環境と隔絶された酸素の少ない体内スペースに悪玉のアクネ菌やマラセチア菌などのニキビ菌が異常増殖する事で発症しますが、ミノマイシンとディバインはニキビ菌に対してもクラミジアトラコマチス菌と同様にタンパク質の合成を阻害する事で菌の成長及び増殖を阻害し、ニキビ菌の総量を減少させる事で炎症や化膿などニキビの症状悪化を防ぎ完治させます。
ディバインは、先発薬のミノマイシンと同様にミノサイクリン塩酸塩を主成分とする治療薬ですが、医薬特許期間を過ぎた安価なジェネリック医薬品なので若い人も継続服用しやすい治療薬です。

ニキビの治療は、ミノマイシンとディバインをミノサイクリン塩酸塩力価で1日50~200mgを1~2回に分けて服用しますが、血液中の医薬成分濃度が半減するのが11~22時間なので1日中医薬効果が持続する朝と夕方の1日2回の服用がより医薬効果が高いとされています。
ミノマイシンとディバインは、胃や腸などの消化器官への負担を軽減する為に食後に出来るだけ多くの水で服用しますが、カルシウムやマグネシウムの多い食事の後に服用するとカルシウムやマグネシウムと主成分ミノサイクリン塩酸塩が強く結合したキレートを形成してしまい腸で吸収される事なく排泄され、医薬効果が著しく低下してしまいます。

ニキビ菌は、酸素を嫌う嫌気性の菌であると共に好脂性の菌である事から皮脂を分解する事で栄養を得て増殖しますが、皮脂から分解された遊離脂肪酸が活性酸素に酸化される事により長寿で強力な過酸化脂質が生成されてしまい、シミやシワなどの肌トラブルの原因となるケースが多いのでミノマイシンやディバインで悪化する前にすみやかに治療する必要があります。

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