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  3. クラビットもクラミジア治療薬として使われます
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クラミジアの感染が原因でHIVの感染率が上がる

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HIVは、日本国内に100万人以上の感染患者がいるとされているクラミジア感染症に感染している事でクラミジア感染症との重複感染率が3~5倍に高まるとされています。
HIVは、ヒト免疫不全ウイルスに感染する事が原因で発症しますが、キスで感染するには感染患者の唾液が数杯分必要とされる程度の感染力とされ、医療機関での注射針や注射器の使い回し、輸血治療、母子感染などの感染経路もありますが、性行為時の膣分泌液や精液などの体液と粘膜部分の直接的な接触による感染がほとんどとされ、特に男性同士の性行為による感染率が高くなっています。

クラミジア感染症は、1回の性行為の感染リスクが30~50%と性行為感染症の中でも感染力が強いだけで無く、発症時にも自覚症状が非常に少ないのでクラミジア感染症への感染に気付かず性行為を重ね、重複感染してしまうケースが多くあります。
クラミジア感染症は、無症状でも精液や膣分泌液などの体液にクラミジア菌が分泌されているので感染率は高く、男性の陰茎や女性の外部生殖器、膣、尿道、直腸などに発症した水疱が潰れ潰瘍となる事で潰瘍患部のウイルスや細菌の侵入をブロックするバリア機能が著しく低下させてしまい、非感染時に比べてウイルスや細菌に侵入されやすく必然的にHIVへの感染率が3~5倍に高まってしまいます。

HIVは、日本国内で毎年1,000人以上の新しい感染患者が報告され、感染に気付いていないHIV感染患者も多くいるとされています。
HIVは、各市町村の保健所でも予約無しで検査を受ける事が出来、現在では郵送式の血液によるHIV検査キットもあるので比較的簡単に感染の有無を確認する事が出来ます。
HIVの抗体が形成されるまでのウインドウピリオドに相当する感染から8週間未満の感染患者は血液に含まれる抗体の有無を調べる血清学的検査では感染の有無が確認できず、核酸増幅検査でも感染から6週間未満の感染患者の感染確認は出来ないとされているので検査時期を見極め、感染時には速やかに抗HIV薬による治療を開始する必要があります。

HIVの感染から治療までの流れについて紹介

HIVは、感染から2週間~2カ月程度で発症すると共にCD4陽性細胞で急激に増殖するのでHIV特有の咳や喉の痛み、解熱剤が効かない高熱、HIVがリンパへ侵入した事によるリンパの腫れや関節痛、頭痛、体重の減少、倦怠感などインフルエンザに似た症状が現れますが、発症から2週間前後で初期症状が自然消失し、数年~10年以上にも及ぶ無症候期間に突入します。
無症候期間中も数十億~100億個以上の増殖を繰り返し感染患者の免疫力を低下させ、健常者は感染しない日和見感染症に感染してしまうようになります。

HIVの治療は、感染した事により低下した細胞性免疫システムの現状維持及び改善と発症原因となるHIVの増殖抑制を目的として行われるので早期発見からの早期治療が重要視されていますが、HIVの増殖プロセスごとに有効な抗HIV薬を3~4種類投与する多剤併用療法における抗HIV薬の副作用が問題視され、CD4陽性Tリンパ球数が250~300/μL以下に低下するまで治療待つ事もあり、近年では副作用を軽減した新薬の開発によりCD4陽性Tリンパ球数500/μL以上でも治療を開始する医療機関もあります。

HIVの治療には、CD4陽性リンパ球細胞への侵入を阻害するCCR5阻害薬、HIVとリンパ球細胞の遺伝子情報の適合を阻害する逆転写酵素阻害薬、HIVの遺伝子情報の組み込みを阻害するインテグラーゼ阻害薬、プロテアーゼ阻害薬、増殖に必要な機能タンパク質の生成を阻害するプロテアーゼ阻害薬などに加え、INSTI/NRTI配合剤やNNRTI/NRTI配合剤などもあり、複数の抗HIV薬を使用する事で幾重にもHIVの増殖を抑制する多剤併用療法が行われています。
多剤併用療法は、HIVの増殖による耐性ウイルスの発現リスクを低下させる目的でも行われ、感染患者の体質にあった組み合わせの抗HIV薬が投与されます。

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