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クラビットもクラミジア治療薬として使われます

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薬剤師の女性

クラミジアの治療には、広範囲経口抗菌剤クラビットや安価なジェネリック医薬品レボクインも用いられています。
クラビットは、オールドキノロンと称される第1世代キノロンの化学構造を改良した第2a世代キノロン系抗生物質レボフロキサシンを主成分とする日本国内で開発された合成抗菌剤であり、グラム陰性菌だけで無く厚い細胞壁を持つグラム陽性菌にも有効な抗菌スペクトルの広い抗菌剤とされ、クラミジアの治療以外にもグラム陰性双球菌の1種淋菌に感染する事で発症する淋病の治療にも処方されています。
クラビットは、クラミジアや淋病など広いスペクトルを持つ事や高い安全性が実証されている事から世界保健機関の必須医薬品リストに選定されている安全性の高い抗菌剤です。

クラビットの主成分レボフロキサシンは、細菌の2重螺旋のDNA鎖2本の切断及び螺旋の解消を行う事で細菌のDNA複製をしやすくするDNAトポイソメラーゼII型の1種DNAジャイレースの働きを阻害する事で細菌のDNA複製を阻害し、細菌の増殖を抑制する効果を発揮します。
クラビットは、細菌のDNA複製に必須とされるDNAトポイソメラーゼII型のDNAジャイレースを選択的に阻害するので、人間の細胞のDNAトポイソメラーゼII型に作用する事が無く安全性の高い抗菌剤とされています。

クラビットは、ニューキノロン系抗菌剤レボフロキサシンを主成分とした事で従来の治療薬に比べて患部への医薬成分の移行性が高められ、ニューキノロン系抗菌剤の中でも強い殺菌効果を示す抗菌剤とされています。
クラビットは、医薬効果を発揮する必要最低限以上の成分濃度を長時間維持する必要のある時間依存性治療薬では無く、如何に高い濃度の医薬成分を患部に移行させるかを重要視する濃度依存性治療薬とされ、現在では耐性菌の出現抑制する目的も含め1日の服用量を500mgとする医療機関もありますが、過量服用は低血糖や頭痛、不整脈、痙攣などの副作用を発症リスクが高くなるので専門医の指示に従って服用する必要があります。

クラビットのジェネリック医薬品について

クラビットは、クラミジアや淋病などの細菌性感染症の治療に用いられていますが、インドのシプラ社のレボクインなどのジェネリック医薬品もクラミジアや淋病などの治療薬として処方されています。
ジェネリック医薬品のレボクインは、先発薬のクラビットに比べて薬価が安価ですが、クラビットと同様にDNAジャイレース阻害効果を発揮するレボフロキサシンを主成分としているのでクラビットと同様の作用機序で抗菌効果が得られる治療薬です。

レボクインは、先発薬のクラビットと同様に比較的副作用の少ない安全性の高い治療薬ですが、発疹や直射日光による水ぶくれ、ケイレン、下痢、不整脈、低血糖などの副作用を発症するケースに加え、既往歴の無い感染患者でも体質によっては重篤な副作用を発症する稀なケースもあります。
また、クラビットとレボクインは、胎児の関節異常を発症するリスクや母乳への移行性リスクがある事から妊婦や授乳婦への投与は禁忌とされています。

クラビットとレボクインは、強い抗菌効果を示すレボフロキサシンを主成分としているので体質や既往歴によっては自己免疫の過剰反応によるアナフィキラシーショックや抗菌効果による腸内細菌バランスの乱れが引き起こす偽膜性大腸炎、急性腎不全、肝機能障害などの重篤な副作用を発症するケースもあります。
クラビットとレボクインは、腎臓から排泄される治療薬なので腎臓の機能が低下している高齢者や腎臓の持病を持つ感染患者の服用は正常に医薬成分が排泄されないリスクが高く、正常に排泄されない事で血中の医薬成分濃度が高くなり過ぎてケイレンや不整脈、意識混濁などの重篤な副作用を発症させるリスクが高くなるので注意する必要があります。

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